2014/04/04

Mauboussin Hemiptere Type40 (13)

庭のサクラはもう散ってしまいました・・・

最後にペラを作ります。過去に作ったブレードのテンプレートからお好みのサイズとカタチを選び、それを参考にして描いてみます、こんな感じかな?

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ブレードに使うバルサの選択肢は色々ですが、1.5mm-2mm程度の硬めのシートから作ります。一番重要なことは2枚のブレードが同じ重さと硬さでバランスが取れている事です。

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同じ木目の部分を選んで1セットにします。もちろん基準線は両面に必ず入れておきます。
折角だから次期戦闘機用に使えそうなので一緒に切り出しておきます。同じ木目と硬さで3枚、1枚は予備として3セット・・・

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切り出したら一応3枚の重さを測っておきます、僅差なら大丈夫、誤差は少ない方が良いです。

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3枚を合わせてピンで止めたらアウトラインを整形します。

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ブレードの表面をサンディングします。薄く基準線が残る程度、消えそうなら薄くもう一度引いておきます。

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裏面にエサキの白を一緒にサンドイッチしてからスプレー缶に巻き付けて1日乾燥。

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いつもはグルーイットを使ってましたが、無くなったので代打アクアピット君、それでもかなり硬くなります。

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基準線に沿って溝を掘り、竹ひごのプロペラ・ハブを挟んだら簡易治具に乗せ、水性ボンドで微調整しながら仮止めします。

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0.5mmのプロペラ・シャフトはプロペラ・ハブに瞬間で仮付けしておきます。角度が正確に決まったら竹ひごに沿って薄手の瞬間を流します。

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ペラの先端がブレていないか? ピッチは大丈夫?

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ペラ生地完でーす!

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最後に木目薄紙を貼って、バランスを取ります。

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以前作ったアーケオ君のペラと比べると一回り大きいですね。

スピンナーつけてノーズ・ソケットに取り付けたら・・・ 最終アッセンブリー出来ますかね!

2014/03/31

Mauboussin Hemiptere Type40 (12)

胴体に尾ソリとガスキャップと得体の知れない付加物?を取り付けます。みんな機体をメタボにするビタミン剤?「無ければ無し」では済まないし、写真を見ながらそれなりに作りましたが、取り付けちゃったら何のことはない、あまり目立ってくれない努力の結晶達・・・・

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気を取り直してタイヤとギアの完成を目指すことに。ま、ここまで完成してますからそんなにハードな作業でもなさげ・・・なんて思ってましたが、やはり最後に残った仕事はそんなに甘くない。

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印刷したホール・ディスクをカッター・コンパスで切り抜く訳でありますが、センターをバッチリ出さないと模様の部分がずれてしまいおかしな事になるんでございます、これがビミョウで確率20%程度、5枚抜いて完璧なのはたった1枚!目が悪いのか、道具が悪いのか・・・もすこし余裕を持って内側にしておけばこんな苦労も無かったでしょうに、おかげで不良品は売るほど出来ました。

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そして次の難関、この切り抜いたコピー紙を何で貼るか? 水性の接着剤ですと必ず水を吸って、波打って、みっともなくって、はみ出した糊で黒のタイヤ部分はどんどん見窄らしくなります。

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何枚か貼っているうちに指先で押さえていること自体間違いだと気付きます。
そこで「治具」考案!水性はダメ!売るほどあった紙も残り数枚のところで開眼?した訳であります、遅いよネッ・・・

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ランディング・ギアは在庫のストローにソフト・バルサを埋め込み、ピアノ線は2ピースでこの部分に差し込んであるだけ。ピアノ線が細かったのでトーションバーが柔らかめ、乗り心地は良いんでしょうが突っ込んだ時、主翼の裏側に穴開けそうです。固定するとき渋め目にする必要アリでございます。

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ここまで完成しちゃったら、もう機体の傾き直せません! 出来る事といえばタイヤ径を変えるとか・・・予備のタイヤは用意してありますが、もう一度削り直して色塗る根性はもう何処にもありません。

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ところで、個々のパーツはどれくらいの重さになったのか体重測定をします。今更重いとか言われても、何かをする訳ではありません。今後の参考になると期待して、とりあえずは「儀式」として・・・

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機体自体かなり大柄ですからこれでも頑張った方だと思っておきましょ。

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ランディング・ギアも主翼に穴とか開けず固定し、トーション・バーも柔らかすぎず硬すぎずで作動するようになりました。もちろん機体の傾きも無く正座出来ることを確認。

これでペラ作れば完成ですね!サクラ咲く・・・早くしないと散ります。

2014/03/14

Mauboussin Hemiptere Type40 (11)

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-One night doll builder- 飛行機の事はみーんな忘れて?一夜限りの人形師・・・

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紙粘土で作った頭部を一度切り取り、リューターで脳内加工し、頭のサイズに合わせて帽子も一緒に作っちゃいます。ハンチング帽、通称鳥打帽の後ろ向き仕様で行きます、簡単ですから。

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ちょっとかぶせてみます・・・これくらいかな、オジサン? 帽子も内側を削り取って薄くすれば以外と伸び縮み自由、ちょっと引っ張れば深さ調整も出来そうです。

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頭部が完成したら次に上半身、どこまで使えるか疑問では有ります。ハート形に穴を開けてゴムを通すハメになるかもしれませんが一応頑張ります。

バルサで型を作ってその上にティッシュを被せて・・・・エーイ・メンドーサ!何も無いところから指先でクニュクニュ、ティッシュ・ペーパーを水で濡らし、コックピットの幅に合わせた肩幅、それなりにカタチを作り、ティッシュが完全に乾く前に一度胴体に押し込んで雰囲気確認、強度が必要な部分は多めに薄口の瞬間を流します。

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首の傾きに注意して上半身に押し込み接着します。

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コックピットのエグリが大きいので胴体内丸見え、よって上半身もうちょっとだけ継ぎ足します、気分的なもんです、最後に切り落とす可能性は大いにあります、でも作ります。

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継ぎ足し感はありますが、色で誤魔化しましょ!

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塗装したら黒の紙と真鍮線を使ってベルトを付け、首筋が寒そうなので地味な色のマフラー。帽子はどんな色にするか迷って結局白のまま、これもアリかと思いますが一時保留。

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コックピットに押し込んでみます。あと5ミリくらい下げたいのですが、ゴムに当たるし・・・これくらいの方が存在感があるような?

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白い帽子は紙粘土素のままですから、何とかした方がよろしいかと・・・

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そして「保留のスイッチ」オンです。そしてこんなのとか、あんなのとか・・・

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よせばいいのに、これが無駄な時間になる?

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ダメなら帽子だけ切り取れば済むこと! でもコックピットに乗せちゃってからする仕事では無いような・・・

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なんだか怪しい雰囲気になってきましたが大丈夫でしょうか。

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下地の白が目立ち過ぎてスパイダーマンみたいですから、ちょっと上からくすんだ色を塗って完成!

あー楽しかった・・・

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胴体、残るは尾ソリとガスキャップと得体の知れない付加物を残すのみ。主翼の脚完成を目指しましょ。

2014/03/10

Mauboussin Hemiptere Type40 (10)

3日も経てば諦めもつくし、このままでもどーって事もない訳だし、ツイン・ラダー付けちゃえば翼端のシワなんて目立たなくなることは解ってますが・・・

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1週間悩んだ末、アルコールの入ったスプレー・ボトルを水に替え潔く大胆に吹きかける。

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そんなに大した決断じゃないけど、その「シワ寄せ」は? もう一度紙の印刷しなくちゃいけないし、2回目だからって1回目より上手くいく保証なんてどこにも無いし、このひ弱な骨に神経をすり減らしながら同じ作業をすること考えたら、止めとくべきだったかも・・・・
しかーし!

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すっきりしたところで、次のお仕事始めます!

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大きく口を開けた操縦席、何かしなきゃいけないでしょ。紙粘土で作ってあった不良在庫の中からお手頃な太さのものをサインペンで色塗りします。

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しみ込んでそれなりの濃さになったところで径の1/4を切り取り、水性ボンドを使ってゆっくり貼り付けます、瞬間使うといつも失敗しますからネ。接着剤がはみ出ても水で拭けば問題なし、時間はかかるけど急ぐ訳じゃないし・・・

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バルサ・プランクの端もこれで頑丈になりました、その必要は無いんですが。

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一緒に風防も付けちゃいます。最初チョコレートの透明パッケージで作りましたがあまりにも弱い!ふっーと息を吹きかけると倒れ、風防の役目を果たさない事が判明? ちょっと厚くしましたがそれでも何とかひとりだち出来る限界厚です。

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ここも瞬間は使わず、接着部分の両端に出っ張りを残し、プランク材に切り込みを入れて差し込みました。位置に問題なければこちらも薄めた水性ボンドで接着し銀色の紙を貼りました。オープン・コックピットの場合は内側が汚れたり曇っても拭き取る事が出来ますからそんなに神経質にはなりません。貼りつけた後にはさみを使ってサイズの修正する方がドキドキします。

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折角作った計器板、恐らくゴムが通るであろう・・・個所に勇気を持って取り付けます。イザとなれば、さあー、どーするか考えます。

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明日からは「人形師」です・・・

2014/02/26

Mauboussin Hemiptere Type40 (9)

紙は白、裏側から白パステル加工と決めたまでは良いのですが、その他の部分をどうするか? 先ずは機体ナンバーや垂直尾翼に描かれたロゴやマーキングを調べます。
ネット上では数種類の写真を見つけることが出来ますが、鮮明なものはなかなか見つかりません。そこで年末にメールでビル・ハンナンさんにお願いしておきました。

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すると大晦日除夜の鐘が鳴る頃どっさり資料が送られてきました。その中で一番気になっていた垂直の文字の色に関しては「すべて赤」であるとのことでして、この機体の母国フランス経由で連絡がありました。そしてモノクロではありますが鮮明な核心部分の写真を頂きました。

これで鬼に金棒・・・製作図面上のレタリングやマーキングはすべて細味ですので、実機同様の文字を「イラレ」で描くことにします。

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その数日後、今度は計器板の鮮明なイラストが追加され、このまま投げ出す訳にはいかなくなり、いささかプレッシャーを感じながらお正月休みに作業をする予定でしたが・・・・

見事外遊びに熱中してまったく手つかず、そして取りかかったのは1月も終わりかけた頃。

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コックピットは肝心な部分にゴムが通過するんですネ、そして計器板の中心にある大きなメーターは苦労して作ったのにもしかして無理かも・・・・

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しかし何もしないわけにも行かず・・・

使えるのか?この計器板、記念に「拡大永久保存」としました。

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写真を元に文字の太さ、位置、ピッチが決まったら前縁部分の赤ストライプを追加してデータを作成します。胴体も同じ様にナンバーを入れたましたが、胴体上部の曲面に直線のストライプを貼るのは面倒ですから別紙で貼りつける事にします。コピー紙に印刷してサイズや色の確認が終わったらイーザ本番、シュリンクした後ドープ処理をしてサンディングまで終わった紙に印刷をします。

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印刷終了後、慎重に剥がして裏側からパステル処理をします。純粋な紙の白よりも幾分白っぽくなりました。

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ここで問題発生、胴体側板の文字がどうしても「くっきり」とは行きません。数枚試刷りしましたが思ったほど美しくありません。そこで白の紙貼り終了後に赤い紙を切り抜いて貼ることにしました。全体を見ればデジタル処理ですが、部分的には昔ながらのアナログ手法で進めます。

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赤のストライプは胴体上面で2ピースをつなぎ合わせます。

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ナンバーは1枚ずつ貼り込みます。上部のみ固定しておき、そのあと全体に糊をしみ込ませて貼りつけます。

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胴体上部はクセモノで収縮の少ない紙ではどうしてもシワが出ます。結局8ピースに分けて貼りつけました。

紙貼りはスプレーボンドとアクアピットの超ハイブリット?部分的に水分はなるべく含ませないように作業します。裏側からパステル処理してありますのでスプレーボンドの貼り付きもイマイチなのですが、これが以外と位置あわせには便利?所定の位置に貼り終えたら端部の処理は薄めたアクアピットを筆にしみ込ませて貼りつけて行きます。

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最後の仕上げにアルコールと水を混ぜたスプレーで締めますが無理なチカラが掛かってませんから胴体のへこみや翼のネジレも今のところ起きていません。裏側jからのパステル仕上げはアクリル白塗装に比べれば隠蔽率は低いのですが、うっすら透けて見えるバルサが機体を軽く見せてますよ・・・と解釈しておきましょう。

数日後、水平尾翼の材料がひ弱なのと翼端に補強を入れる事を忘れたため垂直取り付け部分の両翼端リブが波打ってました。このままでも垂直貼り付けちゃえば何とかごまかせますが、気になり出したらもうダメ!一緒にお風呂に入って綺麗に剥がし再度貼り直す事になってしまいました。

ハンナンさんから「完成したか?」のメールが届く前にこちらから写真を送る予定だったのに・・・今回も失速しちゃいました!

2014/02/01

Enrique Magic! Magnificent spoke wheel

「テルアビブの風」 アドレナリン逆流・・・

古典機やW.W.1機を作る上でどうしても必要になるスポーク・ホィール、今回はエンリケ・マルツさんが製作したホィールを紹介します。彼は数年前からこのプロジェクトを立ち上げ、数多くの試作を繰り返して来ました。送られてくる写真を見るとその完成度は日増しに良くなって行き、近い将来いやもう既に完成の域に達しているのかもしれません。

過去にマスプロダクションでは数種類の完成ホィールを購入することが出来ましたが、その中でも秀逸なのはフルトン・ハンガーフォード製で、出来映えや強度や重量などどれをとっても素晴らしいものでした。製品としては既に絶版となってしまったのですが、そのホィールの出来映えを目標に少しでも軽くすること、そして好みのサイズを作ることが彼の情熱をかき立てた様で、最終形となって出来上がったホィールは製品価値としても十分通用するものに仕上がっています。

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軽量化した場合には当然その強度が問題となってきます。ステンレスやピアノ線のスポークを使うラジコン機に使われるような製品を除き、強度を保持するにはタイヤとリム部分の素材に関わって来ます。この部分にレジンを使い表面の仕上げを完璧なものにしたセーヤーさんのホィールは一時期ペック・ポリマー社から販売されていました。恐らくこれは製品としての完成度では一番だったと思います。しかしレジンの変形や重量の問題、そして製作にかなりの時間が必要となりセーヤーさん本人ともお話ししましたが、バックヤードで数種類のサイズを大量生産をするには大変な作業で残念ながら製作を中止されてしまいました。

その後タイヤとリムの部分にハンガーフォード製と同じバルサを使ったアラン・コーヘンさんのホィールが発売されています。このホィールも完成度は高く、現在も塗装前の生地完製品と完成品が販売されています。バルサを使った場合、どうしても表面仕上げの行程で作業が難しく、またバルサ素材の均一性が保てないので強度や重量のバラツキが出てしまいます。

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そこでエンリケさんはこの部分に軽量な発泡スチレンシートを使い、ギリギリの強度を保って軽くすることが出来ないか試作が始まりました。

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最初目にした塗装前のホィールは驚くほど軽く仕上がっていましたが、少しばかりひ弱な感じがしました。しかし軽量機に使用するのであれば必要かつ充分な強度であること、そして塗装の問題をクリアーすればハンガーフォード製の約半分の重さのホィールを作ることが出来るという事実でした。飛行性能にはまったく寄与しない、どちらかといえば足を引っ張るスケール機のタイヤなんて少しでも軽いに越したことはありませんから、これを使わない理由もありません。

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「このホィール、きっと欲しがる人がいると思うよ。いっぱい作って売り出したら?」
「ボクが作るからキミが売れ!」

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しかしですね、このホィールだって1ペアー作るのにかなりの労力と時間が必要な事はわかっていますよ、僕達にそんな時間がありますかネ?

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私が悩んでいた黒と銀色の塗り分けを彼は驚くトリックで解決しました!

おめでとうエンリケさん・・・おひとつ下さい!

2014/01/22

サンタフェの怪人 デビッド・ワグナー(David Wagner)

その昔アメリカ旅行の途中、カリフォルニア州オークランドに住んでいたガラス工芸家デビッド・ワグナーさんから「サンノゼの小さなホールを借りてインドアの飛行会が行われるので遊びに来ないか?」というお誘いを受けました。私はリノ・エアーショウの帰り道、サンノゼ迄は直接行くことが出来ますがそこから先は・・・住所を聞き地図を調べながら走るカーナビなんか無い時代、何とか無事に到着し海外で初めてのインドア飛行を体験出来たことが今では懐かしい想い出です。
そのデビッドさんが数年前サンタフェに移住し、結婚されてからも交流は続いていますが、このクリスマスに新作の写真が送られてきました。もう相当に古いお話ですがこの機体図面はピーテクでも紹介した事があります。Albatros D XIですが、彼はこの機体にかなりの愛着があるのか、もう一度最初から作り直し図面も描き直したそうです。その記事が雑誌フライング・モデルズ(Flying Models)2月号で紹介されるとのことです。
製作方法で色々と聞きたかった事があったので質問したら、雑誌記事の原稿がそのまま送られて来ました。しかしこれは版権問題もありそのまま使えませんので写真だけですがここで紹介したいと思います。

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シリンダーはペックポリマー社で売られていたもの、恐らくウイリアムズ・ブラザーズ製の1/2インチスケール・キットのシリンダーだと思われます。プラスティックのプロペラは2本の中央部分を加工して4ブレードにしているようです。
すべての翼のアウトラインはラミネート加工されたバルサを使用し、リブにはアンダー・キャンバーをつけています。胴体のバルサは強度的な事も含め紙の収縮に負けないよう注意して選択されています。彼は日本製の紙を使い、水を使った霧吹きをして製作しています。

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アンダー・キャンバーを持つ主翼の紙貼りでは、当然の事ですが下面はすべてのリブに糊をつけなければなりません。しかし上面の紙貼り時に多くの人は外周だけしか糊をつけません。この状態では紙の収縮が下面より上面の方が大きくなり、結果バナナの様な無段上反角がついてしまうそうです。ここは面倒でも上面のリブにも薄く糊つけて醜い上反角が付いた翼を作らないようにして下さい、そうすることによってより頑丈は翼ができるとの事です。この機体には翼端に1.6ミリのネジリ下げがつけてあるそうです。

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最初はバルサを削って作られたエンジン・カウルとスピンナーですが、着陸の際に何か硬いものに当たると簡単に凹んでしまいます。そこで薄くて軽いプラスティックを使ってバキューム・フォームしたそうです。スピンナーとカウルによって見えなくなってしまうエンジン・シリンダーですが、ここはスケール・モデラーの意地でプラスティク製のものを使いました、必然的にノーズ・ウエイトが必要になってきますから。

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この機体は15グラム以内に納まり、室内ではコンスタントに40秒の飛行をするそうです。

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ロバート・ウエルズ製のプリント・ローゼンジ・テイシュが使われているそうですが、これは色々なローゼンジ・パターンのテイシュをネットでオーダー出来るお店の様です。

非常に美しい機体に仕上がっています。

さて、次回は「テルアビブの風」でも行きますか・・・・

2014/01/11

チェコの星・・・ロバート・パジャス (Robert Pajas)

ゴム動力スケール機の世界で一躍名をはせたルボッシュ・コートニーさんをはじめとするチェコスロバキア(当時)ビルダーの機体には独特の雰囲気があります。ストリンガーとストリンガーの間にストリンガーが入らない胴体とか、リブの数は実機と同じとか、それでも飛行性能には妥協しないで確実に飛ぶ!いつしか「チェコ・スタイル」なんて代名詞がついた精巧な作り・・・

その中でも第二世代に入る若き天才ビルダー、ロバート・パジャスさんとは頻繁にではないけれど、何かあると、いや忘れた頃に?・・・写真が送られてきたり、何か情報が知りたかったり、で数年前からコンタクトがあります。

どこか年の割には落ち着いていて、機体の作り方も私のようにドタバタじゃなくてじっくり取り組むタイプ。飛行機に対するセンスも一流なんでしょうね、選択する機体の趣味もかなり上品でございます。そんな彼から新年のご挨拶と共に1枚の写真が送られて来ました。

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ラデク・グレゴブスキーさん(Radek Gregovsky)の描く図面も信じられないくらい美しく緻密でありますが、それをものともせずそのまま作り上げるなんてね!スタティック・スケールの視点で見れば、ここは譲れないビルダーの意地みたいなものが見え隠れしています。

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機体重量12-13グラム、製作時間は80時間、飛行性能だけを追求すればこんなに不利な機体は競技に向かないんでしょうが、ひとつの方向性であることは間違いありません。やれ「ゲテモノ」だ「ボーナス点」だなど邪心がある訳でもなく、ひたすら戦前のチェコスロバキアを飛んだ民間機を作り続けるというコンセプトには頭が下がります。

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この図面はこちらのサイトからダウンロード可能です。

http://www.sfa-models.com/fotoarchive.html

ロバートさんの完成機は彼のホームページにも紹介されています。

http://robertpajas.rajce.idnes.cz/

2013/12/03

Mauboussin Hemiptere Type40 (8)

Under-construction

いつもならあまり生地完の状態で組み立てることはしませんが、この機体の全体像が見えない?こともありまして・・・接着剤は使わずメンディング・テープを駆使して壊さないようカタチにしてみました。

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やはりデカイ尾翼、串型機ですから当然といえば当然、テール・ヘビーが心配です。ペラをどれくらいの重さで作れば良いのか、紙貼りで当然後ろが重くなりますから憶測の世界ですが、板オモリをつけて重心位置を調べてみます。

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って事で頑丈なペラを作るか? でもそんなに心配するほどの事も無さげ・・・

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このサイズにしてはひ弱な骨組みのせいか最終的には満足できる重さには仕上がるはずですが、次なる心配は紙を貼って機体がもつか? がんばれるか君?

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そんな心配は置いといて白地の紙を作りましょ!

2013/12/02

F/F competition of F1G, F1H, F1J, HLG and LP

暁の空中戦・・・平成25年度模型航空フリーフライト国際級(F1G、H、J)・HLG・LP競技会

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今年もジャッジのお手伝いで近江八幡へ出かけました。
夜も明けぬ薄暗いうちから動き出すF/F屋さんの強靱な魂と新鮮な空気に触れた一日でした。
競技中は写真を撮る時間も無く、ただただ双眼鏡を覗き必至に機影を追いかけるお仕事、それも考えようによっては機体性能をじっくり観察できる美味しい経験でもあります。

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この時期としては夜明けから穏やかで幸福な時間、寒さで貧乏揺すりする事もなくタイマーとしては余裕で視認出来ます。

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この世のものとは思えないライトプレーンの垂直上昇からグライドに入る完璧な飛行パターン、長い間竹ひごと檜材だったこのクラスもカーボンと作動メカで武装した過激な戦闘マシーンと進化したようです。その飛行ぶりや到達高度は上級クラスに引けを取らない性能に驚きます。

20131202d (高田富造氏提供)

飛行時間が3分にもなると機影がかなり小さくなってしまい、一度目を離すと捕らえられなくなってしまいますからちょっと前傾姿勢&真剣です・・・

20131202e (高田富造氏提供)

競技を運営されている方々にも伝統クラブのホスピタリティーを感じました、皆様お疲れさまでした・・・

20131202f (高田富造氏提供)

2013/11/25

Blue Impulse at Gifu Air Base. November 24. 2013

「航空自衛隊 岐阜基地 2013 航空祭」 オスプレーは来なかった・・・

いつもと違うこの人出、一体どうしたの? 

オスプレー展示は実現しなかったけれど、こんなにハンガーが人で埋ったのを初めて見ました。防衛を担う事に対する関心が急に増したとも思えませんが、国を守る人達がする本来のお仕事が頻繁にあるわけでも無く、いつも災害にかりだされ泥にまみれたり放射能と戦ったりご苦労様です、そんな感謝の気持ちが反映したのでしょうか。

正式入場者数15万人、基地の周辺に集まった人を含めたら20万人は越えていたと思います。
快晴に恵まれ、冷たくはない心地良い風とF4Fの爆音と屋台の匂い・・・堪能しました。

連れ出したカメラはOLYMPUS E-300、EOS-D40、Panasonic DMC-LX3の3台、個人的な好みで写真選びました。

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恒例の編隊飛行、やはりファントムの爆音は格別でございます。

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いつもハンガーに展示してあったロッキードP-80 シューティングスターが無かったですね。

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早朝駐車場に並んだ車達、右側は練馬ナンバー、左側は奈良ナンバー・・・

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どうしてもオリンパス(コダック)・ブルーを選んでしまう・・・

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ハートは少し乱れましたが、こちらはきれいでした。

20131124s "Blue Impulse" Japanese acrobatics team

Thanks 200.000 access!

2013/11/20

Mauboussin Hemiptere Type40 (7)

タイヤはタイヤらしく・・・

おざなりなんですがコンパスで薄くラインを入れ、両面同じ径になるようタイヤの内側を削ります。少しでも軽くしたい時は肉厚2ミリ位まで攻めますが、木目の関係で弱くなる寸前まで。

ディスク面はきれいにサンディング出来れば嬉しいのですが、かなり手強いです。

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通常この部分はサークル・カッターで切り抜いた紙を貼り付けていますから、面の仕上げは程々にして・・・

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タイヤとディスクの幅の関係、実機のタイヤの太さは、ある程度貼りつける紙の径で調整します。

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フカフカのソフト・バルサですから保険でドープ漬けにします。木目を消すタルクとか、瞬間コーティングは今回は止めておきましょ、ここはサラッと仕上げます。

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ピアノ線を加工して足回りのパーツは一応揃いました。

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トーションバーの長さは適度に曲がりを調整して決めます。0.4mmのピアノ線ではソフト過ぎて根本まで必要無かった訳でありますネ。

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脚はオフセットしてピアノ線を差し込み接着します。

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脚のカバーは結局実機写真の通りに変更し作り直しました。グレーのプラスチック・シートは直角に曲げると割れちゃいますからゆるめにジワーッと処理します。

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ショックを受けた時、どれくらい動くか遊んでいるうちに差し込んだ穴がダルダルになってきますヨ・・・その受け具合は穴に瞬間流して調整します。

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ドープ漬けしたタイヤはもう一度サンディングしておきます。木目は完全に消えないけど我慢・・・

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リューターで回しながら黒のつや消し塗装、ここまでやっておけばあとはディスクを貼るだけ。

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細かな木目は見えますが、もう一度我慢・・・

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ディスクのサイズを決めておきます。色々なサイズのコピー紙を切り抜いて感じを見てみましょ。

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一番ピッタリなサイズが決まったらとりあえずここで放置、次は機体の紙貼りでしょ!

2013/11/15

Mauboussin Hemiptere Type40 (6)

既にバルサのお仕事はおおむね終了したモーブッサン(MAUBOUSSIN)ですが、ここからが本当の勝負。ここで休憩し過ぎちゃうと次へ進むハードルが高くなりますから、熱気のあるうちに面倒な小物を作っちゃいます。紙貼り後でも出来る作業ですが、ここは一気にバルサのホコリまみれになってから紙を貼ることにしましょ。

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って事で、スピンナーとタイヤ、そしてランディングギアを作ります。スピンナーもタイヤもバルサ・ブロックの角材から薄切りにして木目を揃えます。タイヤは予備を入れて3個作りますから3車輪でもOK!最後の最後に失敗して最初からやり直し・・・なんて事の無いように、保険です。3個作って3個が同じ様に仕上がれば腕も確かなもんなんでしょうが、いつも必ずそうは行きませんから・・・

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スピンナーは少し大きめのサイズでフォルムを決めてから後ろの部分を削り落としていきます。

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タイヤはピーナッツにしては大きめのサイズですからこの角材でギリギリ取ります。サークル・カッターで切り込みを入れたら先ずはカッター・ナイフで荒削りします。最近の爪楊枝は真円が出てませんから最初にする仕事はその整形から!

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タイヤの中央は瞬間を流しておきます。かなりソフトなバルサを使っていますから、中心に埋め込んだ爪楊枝はそのまま両端を切り落として車軸として使う、これがトレンド化?しちゃってますから、今回もそのスタイルで。あとはドリルでサンディングすれば一応準備は出来ました。

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ランディング・ギアは密かに貯め込んだドリンクや牛乳パックに付いてくるストローを使います。トーションバーにしますからここはベントする必要は無し、ピアノ線も重くなるから使いません。

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僅かに直径が違うストローを差し込んだら段差の部分にコピー紙を巻いてそれらしく。先端はこのままじゃ取り付け出来ませんからバルサと紙粘土を充填しておきます。

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必要サイズに切り落としたらまあ何とコマいパーツですこと。

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長さを決めたらさてどーやってコレを取り付けましょ。ちょっと考えないと強度不足&過剰になったりしますからネ。

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タイヤ・カバーも薄手のプラ板から切り出しておきます。でも結局コレ使えなかったんです・・・

実機写真見たらこんなカタチしていませんでしたヨ、ううーっ・・・

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2013/11/08

Repair of Historical Peanut Scale Models No.2

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Zlinでしょうか、リブやストリンガーの入り具合はかなり頑張ってます。尾翼の一部とノーズが破損、バルサの部分的な取り替えとワイヤーの取り回しを変更しました。左翼に付いたタブは受けてますから、ちょっと左旋回がきつめなのかもしれません。余計な小細工無しでサラリと作ってあるところが美しい・・・

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お次はP-39エアラコブラ君、エサキさんちのグリーンが貼ってありました。この頃の機体は現在と比べるとどれもシンプルです。しかしプロペラだけは手が込んでます。このペラ回すにはきっと飛行調整も簡単じゃなかったと思いますよ。

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そしてピッツ・スペシャル、ほぼ完璧と思いきや下翼がはずれスパッツが破損。

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密着していないので小さな衝撃を受けてもはずれやすい構造です。 ゆるめに取り付けて衝撃吸収毎回修理スタイルにするか完璧固定にするか? ここはどっぷりセッター流して瞬間噴射! もう取れません。

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ちょっと難儀なマッキ君です。きれいな弧を描く左主翼後縁が複雑骨折。糸のテンションがかかっているので本当はそれを取り除いてから直したいところですが、翼端を引っ張っておいて作業開始。

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翼紙を全体的に霧吹きして延ばした状態で作業します。乾燥してくる間に細いカーボンを埋め込み瞬間で骨太君にしました。

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尾翼も骨が数カ所折れていましたので、カミソリで小さなスリットを入れたら瞬間を流し込みます。

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紙の破れたフロートも手直ししました。もう一度飛行調整が必要かもしれませんが、その時間は無し・・・

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ハンナンさん大好きフォッカーも比較的軽傷で、ランディング・ギアがはずれている、そして糸が弛んでいるのを直して修理完了。現役復帰してコンテストに参戦可能な状態です。

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良い雰囲気の色になっていましたが、使ってある素材がちょっと重め、でもきれいな仕上げです。

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4本タイヤは伊達じゃないと思うけど、この素材は何を使っているのか不明でした。針で穴を開けて調べたかったけど止めました。

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最後になりました。強風君もシンプルな作り、でもよく考えて作ってあります。何処といって不満はない作りですが、強烈なインパクトもない?でも軽いからガンガン飛ぶんでしょうね。恐らく50秒くらいは朝飯前ですね、コントラ・ユニットはスムースに回転しますから!

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大きなフロートが存在感たっぷりです。

今回の修理で色々と勉強させてもらいました。今後役に立つかどうか解らないけど、修理の腕が上がっていますように・・・・・

2013/11/04

Repair of Historical Peanut Scale Models

今から30年ほど前、ピーナッツ・スケールがアメリカで生まれた後、世界中に広がって行きました。

ヨーロッパでもフランスやドイツと共に、当時のチェコスロバキア共和国でもこの小さなスケールモデルに興味を示し、伝説的なルボッシュ・コートニー(Lubomir Koutny)さん等、多くのピーナッツ・ビルダーが名を馳せた時代でした。

その当時の機体は海外の模型雑誌でしか見ることは出来なかったのですが、後年名古屋で開催された庄内P.P.P.P.(Parcel Post Proxy Peanut)コンテストで、海外から送られてくる機体の代理飛行参加を行うようになってからは身近なものとなりました。

その時代に活躍した往年のピーナッツも時間と共にバルサや紙の補修が必要だったり、細かなパーツが欠落していたりしてしまいます。そんな機体達を修復して、もう一度昔の姿に戻す事を引き受けました。

機体の多くは主尾翼の骨折、紙の破損、再塗装、細かな部品の補修と再製等ですが、中にはほぼ健康な状態で脚柱がはずれている程度の幸運な機体もありました。そして残念ながら再生不可能な程痛めつけられていた2機はここでお別れすることとしました。

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比較的破損個所の少なかった機体ですが、恐らくペックのキットから作られたものと思われます。庄内P.P.P.P.(Parcel Post Proxy Peanut)コンテストに参加したバーナード・シンクレアさんの機体かどうかは不明ですが、色の使い方やディテールの仕上げ方は酷似しています。絶妙なネジリ下げ、それほど強くない上反角、低翼機のお手本にしたいような作りです。

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水平尾翼の微妙な骨折を修理、それ以外は主翼の主桁を修理した後ドープ貼りした紙がそのままになっていましたので筆塗りで修正しました。こうしてみると全体が実に薄い色が吹かれていること、そして排気や機銃後部のヨゴレも再現してある事が解ります。センスの良いキットの作り方です。

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その他には脚カバーがはずれていたり、胴体のには小さな穴が空いていたりしていましたが、無難に補修しました。

で、1機完了!

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まだまだ先は長いんですよ・・・ノーズソケットだけでもネ、こんなにあります。中にはこんなのも・・・・

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大きな歯のコントラ・ギアは実にスムースに回転します。ゴム掛けもチェコ・スタイルですね。

2013/10/16

Mauboussin Hemiptere Type40 (5)

胴体はほぼ完成、ノーズ両サイドの丸味を持ったカウルは薄手のバルサを使うか紙を使うか思案中・・・これ以上、重くしたくはないので簡素に済ませましょ。

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さて、やっと最初に作ったラミネートの出番です。コレのお陰で胴体も途中で飽きずに出来上がったのかも。

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もうここは機械的というか毎朝出てくるトーストの焼き具合と一緒で、特にいつもと変わることもなく粛々と同じ様な作業なのでして・・・

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後ろの翼はデカイ分重くなると思われますので前・後縁材も超ソフト。中央の上半角が付く個所にはリブ2枚を放り込んでおきます、補強と紙貼りが上手く納まるように。へたな主翼ほどある面積にはちょっとメゲますが、いつもの水平尾翼と考えて全体的にヤワな作りです。

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ちょっとサンディングして0.3グラム弱、もう少し頑張ってからコーナーだけ三角材で補強します。

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幅広のシート状スパーを使うか迷いましたが、ここは0.8mm角材2本で済ませました。主翼だとかなり危険でしょうが、後ろならこれで大丈夫かと・・・

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次は主翼。ま、同じ作業ですが後縁材が複雑なのと待望のラミネート翼端がつきます!

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翼端は迷わず上面フラットでスパーは一直線、やはりラミネート部分は弱そうです、補強しておいた方が紙貼りの時しあわせになれそうな予感。

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図面通りのレイアウトではありませんがひとまず落着。足まわりとプロペラまわりを除いて完成です。

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さてここからは手に持った感覚から弱そうな部分を補強、ランディング・ギア取り付けベースを作ります。トーションバーの必要があるか?必要なければ取り外しましょ!

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2013/10/11

Mauboussin Hemiptere Type40 (4)

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ノーズ・ソケット作る前にコックピットのバルサ・プランクをしちゃいます。0.4mm程に薄くしてから水で濡らし、曲面にあわせて乾燥させておきます。カタチが決まったら前後長を決めてはめ込んでいきます。短すぎると「アウト」ですからギリギリのところで埋め込んでいきます。指先で触ってみてほんのり段がついていればOK、あとは磨けば終了です。

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コックピットのアウトラインを図面からコピーしたらカットします。プランクしたのにほとんどの部分はカットされてしまいそう・・・

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切り口をなめらかにサンディングしたら、残る作業はノーズ・ソケットだっだっだっ!

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分厚いバルサブロックが手元にありませんから、ソフトバルサの3枚合わせ。瞬間を使わずデューコ・セメントで貼りつけてみましたが、接着力もサンディングも問題なし。

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採寸だけは真面目に、でも削りだしたらラインはどんどん消えていきますから空想の世界。荒削りが終わったら胴体に直づけ、そこからもう一度細かな仕上げをしちゃいます。

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うん、これでかなり軽くなった予感・・・予感ですよ、予感。

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削り出す前は1グラム近くありましたからね、気分はどん底ですよ。

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先に完成した胴体がおよそ1グラムですもん!

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それでもまだこんなにありまする。後ろにはめ込み部分を接着したら、あとは削り倒すだけ。0.3グラム程度になったら許そう。

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現物合わせではめ込み部分を作り、接着したら何度もはめ込み堅さを調整します。

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先ずはエアー・インテークからガシガシ削ります。前から後ろからヤスリ攻撃です。

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次はリューターを使って光が透けるところ迄薄く削ります。今夜はここまで・・・もうギブアップ。

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2013/10/10

Mauboussin Hemiptere Type40 (3)

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嫌になる前にあと9本追加しまーす・・・
こんな作業は一気に進めないと、「気分的な問題かもしれないけど、ほんのちょっとズレてるし、最初からやり直そう・・・」とか「同じ様な角材もう一度探すの大変だし・・・」とか、どちらかというと進むチカラより後ろへ引っ張るチカラの方が大きいのが常。今夜このストリンガー作業を終わって、明日の晩もう一度じっくり見回し、それで気に入らなかったらやり直しましょ!上面で紙のテンションに負けそうな部分が1ヶ所ありそうです。バスウッド1枚内側から追加しなくちゃいけませんがこちらも紙貼りながら考える事に。

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流れ作業的に埋め込んだ51本の角材は直線とカーブが左右対称になっていれば美しく見えますが、紙を貼り終わってからもう一度見直すと1本が浮き上がっていたり沈み込んでいたり、真面目にサンディングしたのに?って事があります。個々のバルサの強度にバラツキがあり、胴枠の間隔が広いと尚更その影響が出てしまいます。

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ノーズ・ソケットはかなりボリュームがあります。折角胴体を軽く作ったのに、これを付けちゃったら重心は前に来ますがなんか今までの苦労が報われない気分です。1mmバルサで胴枠を最前列に張りつけ補強します。

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ノーズのテンプレートは一応作っておきますが、なんだか作り出すには気分が乗りません・・・アシタにしよう!

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今夜はここまで出来上がった胴体を見てるだけの「満足」。バルサが白いって美しい!

2013/10/01

Mauboussin Hemiptere Type40 (2)

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胴体上部の胴枠を取り付けますが、この部分はバルサ・ラミネートにするかちょっと悩みました。使った胴枠用のバルサはそんなに重くないし、ダイエットすればラミネートと遜色なさげですのでこのまま続行、気が変わらないうちにどんどん接着しちゃいます。乾燥したら余分な角材はカッターで切り落として行きます。ノーズ部分はF1とF2の間隔が広すぎですから、途中にもう1枚あった方がよろしいかと。

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全部付けてみて両角のアールを削り過ぎないように整理整頓、この作業がラミネートですと不可能で泣き寝入りなんです。

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最初にセンターを1本決めておきます、ここは同じ1.2mm角材を使います。

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胴体のネジレなんか修正しながら基準となる最初の1本、これが変に曲がって付けちゃうと全部がおかしくなりますからね。

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3ピースで中央のストリンガーを取り付けます。

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センター両側のストリンガーはサイズを細くして埋め込んでいきます。片側7本で14本、3ヶ所に分けてフル・ストリンガーにすると合計42本!
こりゃ一晩では終わりそうもない・・・

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細いストリンガーは所定位置より深く埋め込まないこと、これをしてしまうとサンディングで整形しているうちに他のストリンガーが薄くなり過ぎ最悪無くなってしまいます。

それだけ注意してイザ出陣! 目安の位置だけはサインペンで胴枠に直接メモっときましょ。

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これなら許せる・・・

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ちょっとサンディングしてみる・・・

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前部もプランクはしないで、この雰囲気を継承してみる・・・

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続いて最前部も同じように攻める・・・42本達成!

2013/09/28

Mauboussin Hemiptere Type40

フランスのモーブッサン(MAUBOUSSIN)という社名、現在では1827年に創設されたジュエリーブランドが広く知られていますが、1928年ピエール モーブッサンが軽飛行機の設計を始め、1936年には串型機(タンデム)で有名なMauboussin M.40 Hemiptereを完成させた・・・

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これがデューコ・セメントとどんな関係があるのか? 偶然モーブッサンの図面が近くにあった意外まったくの無関係でございます。ま、何かを始めるときのきっかけなんてそんなもんです。趣味で楽しんでいる「自己満の世界」ですから何でもアリ、飛んだ・飛ばないで熱くなれるほど若くはないし、動機が不純な方が私のようなノンポリには向いているかもネ・・・そういえばノンポリなんて最近使われないよね。

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新しい接着剤を使うのにいきなりラミネートから始めましたが、その「仕込み」で一応すべてのテンプレートと必要パーツは切り出しました。垂直と主翼翼端ラミネート用の型はボール紙、主尾翼リブのテンプレは0.4mmベニヤ、胴枠その他は1mmバルサ。これを全部使うかどうかは解りませんが、まあスタート地点の儀式だと思って頑張ります。

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リブはどのタイプにするか・・・迷っていますが、テンプレート作った事ですし、必要枚数だけ先に切り出しておきます。使う枚数が少ないので通常のリブを使っても重さ的にはそんなに影響は無いと思います。串型機ですから当然尾翼はデカイ=重くなりそう。

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ラミネート用のバルサを濡らしてボール紙に貼り付け、各2枚計4枚をとりあえず一晩乾燥させます。テープで固定する部分はバルサがつぶれない用にもう1枚捨てバルサを挟んでおきます。

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乾燥後に2枚をデューコ・セメントで貼りつけますが濃度が未知数? ガラス瓶に入れたデューコ・セメントにアセトンをスポイトで落としながら薄めていきますが、どれくらいの濃度で接着力が充分なのか解りませんから先ずは適当・・・

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テンプレートからはずして調べてみます。やはり接着剤の薄い部分は隙間が出来てます。何度もアセトンで濃さを調整しながらその感覚をつかみ、これくらいっかな?ってところでラミネート作業は終了。

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強度的には瞬間を使った方があるように思えますが、これで軽きゃ良いんです。デューコ・セメントを使うにあたって必要な物はガラス瓶2個(デューコ用、アセトン用)そしてスポイト、接着用に爪楊枝代わりの0.4mmピアノ線、面倒ではありますが習慣にしてしまえば使えるかも?

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すべてのパーツが揃ったところでデューコ作戦開始です。デューコの粘度はそれなりに体感しましたから、ちょっと濃いめになったらすかさずアセトン攻撃しながら進めます、これはこれで楽しいかも・・・アセトンの比率はどれくらい?って聞かれてもまったく解らない「秘伝のたれ」状態でございます。

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胴体側板はフィルムを間に挟んで2枚作りますが剥がす時が最初の難関、今回は無理すると折角作った側板がバラバラになってしまう恐怖がありました。しかし恐る恐るカッターを差し込んでいくとパリッと綺麗に剥がれて見事大成功。やはり瞬間ほどの強度はありませんが、それでも頑張ってます。

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側板2枚を立てて角胴を作ります。最終的に胴体上面の角材はゴムの通り道になりすべて取り去る事になりますが、真面目に接着していきます。先ずはここまで完成しましたが、接着はねばりがあり、しかもポロッとはずれることも無さそうですので、このまま行っちゃいます。

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デューコちゃん、「やれば出来る子」に一歩近づいたかな?

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